韓国最大のクレジットカード会社がトマト特別銀行を買収
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さてニュースで確認できる範囲で、今年2件目のカンボジアの金融業界のM&Aがありました。
同国内にある15の特別銀行の中で2番目に小さい(2016年のローン残高ベース)トマト特別銀行が、韓国最大のクレジットカード会社であるKB Kookmin Cardに過半数の株式を売却したと現地プノンペンポスト紙は報じました。
(金融機関の種類の違いについてはこちらをご覧ください)
売却額は、10.8百万米ドル、日本円でおよそ11億円です。
2016年末のトマト特別銀行のローン残高はおよそ4百万米ドルで、税引き後純利益は約65万米ドルでした。
(カンボジア中央銀行2016年年次レポートより)
同銀行は2011年に破産を申請し、当時の株主だった韓国のトマト貯蓄銀行が韓国国営の韓国預金保険公社(Korea Depsit Insurance Corp、KDIC)に売却しています。
韓国のニュースメディアによると、KB Kookmin Cardが90%を取得、ラオス系のインドシナ銀行が10%の株式を保有し続けるとのことです。
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報道に出ていない背景はわかりませんが、特別銀行の事業ライセンスそのものも買ったように見えます。
これからどのような動きをするのか注目です。
今年1件目のM&Aのニュースはこちらからご覧ください。