カンボジア総選挙、与党が全議席獲得
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さて7月29日に行われたカンボジアの総選挙ですが、与党のカンボジア人民党が下院の全議席を獲得しました。今年2月の上院選挙でも全議席を獲得し、これで上下院すべてが与党となりました。
フン・セン首相は30年以上国のトップとして実権を握り、世界最長の在職期間の首相とされています。
昨年最大野党であるカンボジア救国党を解党に追い込み、ライバル不在の中の出来レースともいえる選挙でした。
この結果に対し、独裁、民主主義の崩壊など欧米メディアを中心に国際的に批判されています。
また今回の選挙では中国がサイバー介入した疑いも持たれています。
東南アジア各国の独裁・親中政権はカンボジアだけではなく、昨今ではフィリピンも似た動きをしています。
今後はますます中国の影響が強まることが予想され、さらに欧米の経済制裁の可能性も出てくるかもしれません。
欧米の資金が引き上がっても中国のお金があるから大丈夫、という姿勢も有り得そうです。
今回の選挙結果はマイナス面が多く見えますが、これまでにカンボジアは8年間で貧困率を半減したことに加え、毎年7%のGDP成長率を達成してきています。
マクロデータに見えない社会課題はもちろんありますが、この発展はフン・セン首相の功績といえるかもしれません。
これからも現政権のプラス、マイナス両面の影響を理解し、現場の生情報を発信したいと思います!