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SIBシンポジウム2017に参加してきました

おはようございます!

実は今日本に一時帰国中です。

というわけで、一般財団法人社会的投資推進財団とケイスリー株式会社主催の
SIBシンポジウム2017
というイベントに参加してきました!

社会的投資?SIB?
あまり聞き慣れない言葉かと思います。

社会的投資(社会的インパクト投資とも呼ばれます)とは、社会問題を解決しながら収益を上げる投資手法で、近年世界で注目されています。(弊社もこれやります。)

その中の一つのスキームとして、SIB、Social Impact Bond ソーシャルインパクトボンド、があります。
ざっくりいうと、「SIBとは、社会的課題の解決と行政コストの削減を同時に目指す手法で、民間資金で優れた社会事業を実施し、事前に合意した成果が達成された場合、行政が投資家へ成功報酬を支払います」というモデルです。 (ソーシャルインパクトボンドジャパンより)

詳しくはこの動画をご覧ください。

 

日本国内においては日本財団が2013年ごろから調査研究を始め、いくつかの自治体では実施されました!
シンポジウムでは投資家、中間支援団体、事業者、行政など幅広い業種の方が参加していたようです。

 

今回のSIB導入において
1成果志向(インパクト志向)の資金の流れをつくりたい
2官民連携の価値を出したい
3投資家の受け皿としたい
といった背景があるとオープニングで説明していました。
基調講演ではアメリカのThird Sector CapitalのKevin Tanさんがアメリカの実例を挙げながら説明しました。

 

 

アメリカではPay For Success(=PFS)と成果報酬モデルは呼ばれ、その一つの手法としてSIBの概念が入っているそうです。
行政のコストは年々膨れ上がるばかりなので、
行政、投資家、事業者、評価者の4つのステークホルダーの連携が不可欠と述べていました。
PFSは全世界ですでに60のプロジェクトが実施され、そのうち16はアメリカとうことでした。

 

同国のプロジェクトではホームレス、住宅、ヘルスケアといった課題に対するプロジェクトがあります。
話は日本に戻ります。

 

日本の医療費40兆円を、きちんと成果のある形にすることが大切ということでした。
そのために成果報酬型にすることによって、ステークホルダーが前のめりになって取り組む姿勢の変化が生まれると考えているそうです。

 

その後のパネルディスカッションでは、八王子市と神戸市の実例を挙げてお話がありました。

行政側、リーガル面、資金調達面、それぞれの異なる意見が聞けて、大変参考になりました。
スキームがわかりにくい、業務委託との違い、スケールの課題、異なる投資家のリスクテイクのニーズ、、などなど
最後のQ&Aでは、活発な質疑応答がありました。

 

ところで気になる利回りですが、神戸市のプロジェクトでは、平均で年5%程度、ということでした。
バリバリの運用利回り特化の金融商品とは少し方向が違うので、コンセプトに共感してくれている投資家が多いみたいです。
参考になれば幸いです!

nextshift

永野 雄太

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