SDGs(持続可能な開発目標)とは
おはようございます!
先月23日にオープンしたネクストシフトファンドですが、日々多くのお客様に口座を開設して頂いております。
第1号ファンドのカンボジアマイクロファイナンスファンド1号の募集終了日は4月10日となっているので、お早目に入金をお済ませください!
これから口座開設という方は、こちらよりお願い致します。
さて本日は国連が提唱した、巷でも話題になり始めたSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)についてです。
(UNDPのウェブサイトより)
UNDPのウェブサイトによると、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDG)の後継となる目標として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されました。
ミレニアム開発目標は発展途上国向けの課題に対する8つのゴール、21のターゲットであったのに対し、SDGsは17のゴールと、その下に枝分かれしている169の開発目標を、先進国と途上国の両方が対象になっています。
17のゴールを見ていくと、貧困、飢餓、保険、教育、ジェンダー(男女平等)、水・衛生、エネルギー、成長・雇用、イノベーション、不平等、都市、生産・消費、気候変動、海洋資源、陸上資源、平和、実施手段と多岐に渡ります。
(外務省ウェブサイトより)
前半が途上国向けですが、途中から先進国にも関わりがある課題が見受けられます。
弊社のカンボジアマイクロファイナンスファンドは金融包摂(すべての人々に金融サービスのアクセスを与えること、Financial Inclusionとも呼ばれる)を促進していますが、この17のゴールには入っていないのがわかりますね。
しかし、ゴール1の下にあるターゲット1.4にはこうあります。
”2030年までにすべての男女、特に貧困層、は経済的資源と基本的なサービスへのアクセスをする平等の権利を持ち、土地やその他の財産、遺産、天然資源、新しいテクノロジーとマイクロファイナンスを含む金融サービスを所有する”
他にも金融包摂はどのようにSDGsに貢献できるか、次回以降紹介したいと思います。
また現在は国際機関、行政のみならず、SDGsのゴールを掲げながら社会課題の解決に取り組む民間や自治体、非営利団体なども増えてきました。
UNDPの調査によると、2030年までに年間5兆ドルから7兆ドルの投資資金が必要になり、途上国では年間2.5兆ドル不足すると言われています。
2016年のOECDのデータによると、ODA(政府開発援助)は1426億ドルなので、政府だけではこの資金需要をカバーするのは難しいですね。
そこで民間の資金を集め、社会課題を解決する社会的インパクト投資が重要な役割を果たせると言われています。
ESG投資を行うファンドや、行政コスト削減をしながら社会課題の解決をするソーシャルインパクトボンドなど、既に動きは出てきています。
ネクストシフトも貢献できるよう、日々がんばります!
SDGsの目標を活用した事例についても次回以降取り上げたいと思います。