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2019.6.24
ブログ, モンゴル

モンゴルの金融業界概要

おはようございます!

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さて今回は5月に渡航したモンゴルの金融業界について紹介したいと思います。

同国では14の商業銀行、約550あるノンバンク(NBFINon Banking Financial Institution。他の国のマイクロファイナンス機関とほぼ同義)、そして約280の信用組合(Credit Union)があります。

商業銀行は中央銀行、ノンバンクと信用組合は金融規制委員会(Financial Regulatory Committee Mongolia)がそれぞれの当局です。

商業銀行では預金、融資、為替、そして国際業務、ノンバンクは融資、信用組合は預金と融資の業務ができます。

商業銀行はトップ5TDBHISが出資しているKhanGolomt、オリックスが資本参加しているHas、そして国営のState Bank)で業界全体の約9割を占めていて、そのうちState bankKhan bankは国内に500以上の支店を持っています。

貸金業者と信用組合の社数が多いですが、稼働していないものを含まれています。

金利は自動車ローンは年15%、住宅ローンは年8%前後でカンボジアと近い水準です。

ノンバンクの小口融資だと年60%から80%程度の金利と聞きました。

預金金利も高く、ローカル通貨トゥグルグ建てだと1年の定期預金が14%前後、ドル建てだと1年で5%前後です。

業界全体の2018年度の不良債権率は商業銀行が5.9%、ノンバンクが4.7%、信用組合が4.8%で、カンボジアの1%に比べると少し高い印象です。

商業銀行ではスマホを活用したネットバンキングが使われていて、スマホ上でできる口座開設や即日融資のサービスもあるようです。

個人間送金やQRコード決済などはまだ普及していないようでしたが、カード決済が非常に浸透していて、コーヒーなどの小額決済でもカードで支払いができました。国内で発行されたカードだと、店側にかかる決済手数料は1%のみと聞きました。

またTDBのウェブサイトによると、業界全体の総資産は約1.3兆円です。

スマホも銀行口座も持っている方が多く、経済成長に合わせてまだまだ資金需要は強いようです。

次回は訪問先のレポートです!

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