ブログ

カンボジア人の金融リテラシー

おはようございます!

以前のブログではFinancial inclusionについて記載し、リテラシーの欠如が一つの原因かもしれないと述べました。
そこで今回はカンボジア人の金融リテラシーについてお話したいと思います。

アジア開発銀行(ADB)の2017年のレポートによると、カンボジアの金融リテラシー調査において、OECD加盟国の平均に比べ、非常に低いという結果が出ました。

タイやマレーシア、ベトナムからも大きく差をつけられ、17%のカンボジア人が最低ラインのリテラシーを保有していることがわかりました。

若年層と高所得者は比較的高い理解を持ち、都心部と地方の居住による大きなギャップは見られなかったと述べています。

これからが楽しみな結果が出ましたが、現在はどのような金融教育が行われているのでしょうか?

三つだけ紹介します。
一つ目はLet’s talk moneyキャンペーンです。
これはオーストラリアNPOのGood Returnという団体がカンボジア中央銀行(NBC)と共同で進めるプログラムです。
借り手向けの講習や、地方ではイベント等を実施し、預金の重要性やその他金融商品の紹介、啓蒙活動を実施しています。
またマンガを出し、学校での普及活動も進めていくそうです。

 

二つ目にMaybankが実施しているCashville Kidz Programmeです。
子供向けのアニメで、マレーシアではすでに700の学校で実施したそうです。

 

最後にカンボジアだけではなく、東南アジア全体での金融プログラムですが、Cha-Chingというアニメもあります。
これはイギリスの生保PrudentialのPrudential財団が作成した子供向けアニメで、衛星放送で見れるカートゥーンネットワークというテレビチャンネルでコマーシャルをしていました。
各国の言語になっていて、かつリズミカルな歌で、著者も思わず夢中になって見ていました。笑
カンボジアの金融セクターに携わる身としても、金融教育に少しでも貢献できるよう頑張ります!

投資に関するコンテンツやその他お役立ち情報などを配信します。

ニュースを見る