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カンボジアのデジタル事情

おはようございます!

カンボジアのプチュンバンと呼ばれるお盆休み(បុណ្យភ្ជុំបិណ្ឌ)を来週火曜に控え、地元の方はお休みモードに入り始めました。
西暦カレンダーの日にちは毎年異なり、今年は19日から21日が祝日になります。が、続けて19日から24日、あるいは16日から24日まで(!)休む方もいらっしゃいます。

2017年のカンボジアの祝日日数は27日。日本の約2倍です。笑

もしかして世界ランキングでもいい線いくのでは。

気になったので調べました。

Worldatlas社によると、スリランカがトップの25日、続いてインドが21日・・・・?

もしかしてカンボジア、世界一・・・!!!!???

そのお盆休みですが、日本と似た仏教行事で、帰郷してパゴダ(お寺)参りをします。

さて本日はカンボジアのデジタル事情についてお話したいと思います。

カンボジアのインターネットユーザーは人口の半分にあたる、約700万人と言われています。

これは前年比で30%以上の増加です!

ちなみにSIMカードの発行枚数は2千万枚を突破したそうです。(人口は約1570万人)

若い世代を中心に、SIMカード2枚持ちは割とスタンダードで、異なる通信キャリアのSIMを利用しています。

というのも、同じ通信キャリア間の通話だととても安くなるからです。1ドル分の通話料金で300ドル分使えるということも・・・

通信キャリアは7社あります。Smart, Cellcard, Metfone, qb, Seatel, EMAXX, CooTelです。

その中でもトップ3は以下。

SIMの発行枚数は2016年データです。

Metphone (ベトナム系。SIM発行枚数はトップの890万枚)

Smart (マレーシアのAxiata社の子会社。SIMは740万枚。三井物産が10%の株式を数か月前に取得しました。フィンテック含めたデジタル領域に一番力を入れています。若い世代に人気。日本のソフトバンクのようなポジションでしょうか。)

Cellcard(地元最大財閥のロイヤルグループが持つ通信会社。SIM240万枚)

 

どこのカフェ、レストラン、ホテルでもフリーWifiが飛んでいて大変便利ですが、現在はこの3社で4Gデータ通信の競争が激化しています。

 

SIMカードは店舗での購入だと1ドルかかりました。(2017年、SmartとCellcardの場合)
(昔はタダでSIMカードもらえるところも多くあったのですが、今もあるのでしょうか・・。ご存じの方いらっしゃったら教えてください。)

 

またぞろ目の携帯電話番号や168といったカンボジアのラッキーナンバーは高値の取引がされています。高値といっても覚えている限り数十ドル程度です。

 

また料金プランによってはフェイスブックやLINEをはじめとした人気のSNS、メッセージアプリが使い放題なんてサービスも・・。

 

多くのカンボジア人はフェイスブックとYoutubeがメインです。メッセージはLINEが人気で、wechatやwhatsapp、Viberが続きます。

 

インターネットとフェイスブックの違いがわからないという方が多く、ITリテラシーもこれから飛躍的な向上が期待されます。

 

著者が来た4年前は、

雨が降ると電波が悪くなる、

電話が来た時、携帯電話のスクリーンに表示されている人ではない人からかかってくる(ホラーです)、

おまけにチャージしたばっかのお金が1分でなくなる(ある意味ホラーです。今もたまにあります。)

なんてことがよくありましたが、デジタル環境は本当に改善された、されていると実感しています!

道路・信号のインフラ、車台数の増加、建設ラッシュと見える変化が多いカンボジアですが、インターネットも日に日に進化しています!

ではソフト面のカンボジア人の能力についてはどうなのか?また次回お話します。

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