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インドのインパクト投資

おはようございます!

 

今日はカンボジアの隣の隣の隣にあるインドのインパクト投資についてです!

インドは13億人の国民が約2000の言語・方言を話し、野良犬、野良猫、野良猿、野良牛、野良羊、野良山羊、野良象?その他大勢の生物と共存する、とても興味深い国(=カオス?)として知られています。

 

著者も2009年にバックパック旅行をしたときは、たくさんの刺激的な経験が出来ました。

 

最近では高額紙幣の急廃止によるデジタル化が話題になりましたね。

 

さて今月のマッキンゼーのレポートによると、

インパクト投資の世界全体の市場規模は2020年までに3000億ドルに達すると言われいます。

インド国内におけるインパクト投資も年々拡大傾向にあり、は2010年から2016年の間に50以上の個人・機関投資家が52億ドル投資したとされています。

2016年単体では11億ドルの投資額でした。

一件あたりの投資額では2010年の760万ドルから、2015年には1760万ドルに増加しました。

投資先の業界にも多様化が見られます。

同レポートによると、風力、太陽光や小規模水力発電を含むクリーンエネルギーとマイクロファイナンス分野が主流だったのが、2013年あたりからヘルスケア、教育、農業といった業界への投資が増えているようです。

2010年にはクリーンエネルギーとマイクロファイナンスだけで88%を占めていたのが、2016年には64%になりました。
これは各業界の成熟化が進み、より出口戦略や経済的リターンを実現しやすくなったためと言われています。

次に、インパクト投資のリターンについてですが、2010年から2015年のの48あったExitでは、中間値がIRR10%だったそうです。

 

58%の案件では期待利回りの平均7%、あるいはそれを上回りました。

驚いたことに、全プロジェクトの3分の1はIRR34%となり、社会的企業においても十分な経済的リターンを出せるということを述べています。
(参考McKinseyのImpact investing finds its place in Indiaより)

 

著者もインドで活躍するインパクト投資会社に何社か会ったことがありますが、Exit先はあるので、ソーシングが重要と言っていました。

 

彼らの戦略では、アーリーの段階で投資を実行し、将来のラウンドで多数ある国内のVCやPEに売却という流れだそうです。
業界が成熟し始め、資金調達手段も多用にあるので、今後のインド市場も楽しみです!

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