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ESG投資

おはようございます!

弊社メイン事業のインパクト投資とは、社会性と収益性の両方を追求する新しい投資手法と以前紹介しました。
似たような言葉では、

社会的責任投資 (Social Responsible Investment)

持続可能投資 (Sustainable Investment)

社会的投資 (Social Investment)

責任投資 (Responsible Investment)

ESG投資 (Environmental Social and Governance Investment)
があります。それぞれ若干の違いがありますが、ほとんど同じです。

 

今回はその中でもESG投資についてお話したいと思います。

実は一昨日のクローズアップ現代でESG投資の特集がありました。

世界で運用額2,500兆円を超える投資として注目されていると番組内でも取り上げられました。

ESGとは、
Environment 環境
Social 社会
Governance ガバナンス

の3つの頭文字を取った言葉で、これらの領域の課題解決に積極的に取り組む企業に対して投資をする手法です。

昨今グローバル企業が環境破壊や人権問題を引き起こしていました。

 

2013年にバングラデシュで起こった縫製工場の倒壊で、1,000人以上の労働者が死亡した事故が記憶に新しいです。

ESG投資では、従来の財務情報だけではなく、社会環境問題への対応が求められます。

NHKの番組内ではロンドンの資産運用会社が、対応をしない企業の資金は引き上げる措置をすると説明されていました。
とても厳しいように見えますが、Sustainable Japanによると、「ESGの観点が薄い企業は、大きなリスクを抱えた企業であり、長期的な成長ができない企業だということを意味する」ともされるので、投資としても魅力的と考えられています。
日本国内においてもGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が1兆円の運用を開始し、今年の7月には独自のESG指数を選定しています。

 

一方で、同じく今年5月にはGPIFがクラスター爆弾の米製造企業テキストロンに投資しているというニュースもありました。
クラスター爆弾とは、大きな爆弾の中に複数の小型爆弾が搭載されており、落としてから小型爆弾が散布する国際法上禁止されている兵器です。

 

自分が納めた年金が爆弾となって民間人を殺している。今一つ実感がわきません。
アメリカの国家予算の2割が軍事費に使われるので、調達源の米国債で運用する企業や個人はどうなるのか、など語りだすとキリがありませんので今回の記事ではここで止まります。

 

世界で2,500兆円が社会や環境に優しい企業に投資されていると聞くと、今後の投資の世界が楽しみでなりません。
しかし、上記の通り蓋を開けると投資先は・・・??ということがあるのもわかりました。
引き続き発信していきます。

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