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日系農業ベンチャーJCグループがマイクロファイナンス免許取得

おはようございます!

 

カンボジアに2008年に進出した日系農業ベンチャーのJCグループが、先月17日に同国のマイクロファイナンス免許を取得し、JC Finance PLCを設立しました。

 

JC Financeは三菱商事、また同国の最大手送金業者Wingと戦略提携をし、農機ローンをはじめとしたローカル農家向けの融資事業を展開していきます。

 

先週末にはプノンペンでそのオープニングパーティーが開催され、日本、カンボジア現地から多くの関係者が集まりました。
高CEOからの事業紹介では、日本の農協型プラットフォームになり、カンボジアの農家の生産性を高める支援をしたいと説明しました。

 

日本国内において現在となっては生産者と販売者が直結するようになりましたが、戦後は農家から収穫物を買い取ってファイナンスをする農協は非常に重要な役割をしていました。

 

カンボジアでは日本の農協のような金融の役割がまだ発展しておらず、生産面も含めて支援していくと話していました。

 

また、JCファイナンスの大きな特徴として、農家特化型融資、キャッシュレス、IoTの3つを挙げました。

 

特にキャッシュレスは前述のWing社と提携したことにより、支店を構えずWingの口座から自動引落としが可能になります。

 

これにより、支店、人材を多く配置するためのコストを大幅に削減し、マイクロファイナンス機関がリーチできなかった、郊外の奥地にいる農家の支援もできるようになります。

 

IoTの分野では、融資を受けて購入した農機にGPSをつけることで、農家にとっては盗難防止、また遠隔で農機のエンジンを止めることもできるので、JCファイナンスにとっては債権保全の役割をします。

 

また農機の移動時速の計測により労働時間を記録、与信管理にもつなげます。
他にもドローンといったテクノロジーを活用した農家を支援するモデルで、今後の活躍が期待されます!!

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