ブログ

カンボジアマイクロファイナンス機関融資残高ランキング 2016年度版

おはようございます!

 

本日はマイクロファイナンス機関の融資残高ランキングです。

 

人口約1,600万人の小さな国に71行もありますが、今回は上から10行紹介します。

 

なお当ブログ頻出の融資残高とは、ローンを貸し付けている合計金額のことで、金融機関の規模を測る指標として使われています。

 

まずは業界全体のおさらいですが、業界全体の総融資残高は31.6億ドルでした。

 

1. Prasac(香港の東亜銀行とスリランカにあるオリックス子会社LOLCが今年前半買収を発表。来年以降商業銀行に格上げされる可能性あり)
10億ドル(商業銀行のランキングでは3位に匹敵)

 

2. Amret
5.64億ドル

 

3. HKL(昨年三菱東京UFJが子会社のタイ・アユタヤ銀行経由で買収)
4.5億ドル

 

4. LOLC(オリックス孫会社)
2.2億ドル

 

5. AMK (農民や低所得者に特化)
1.5億ドル

 

6. Vision Fund(アメリカ系World Vision Internationalが世界約100の国・地域で展開するMFIの一つ)
1.45億ドル

 

7. Kredit
1.43億ドル

 

ここまで預金受入可能MFI7行でトップ7を占めています。なんと業界全体の融資残高の約86%です。

 

8. Piphup Thmey(New worldというブランドで、プノンペン郊外にボレイと呼ばれる戸建て集合住宅をつくる開発業者の金融部門です。住宅ローンがメインだと考えられます)
7,200万ドル

 

9. Ly Hour(カンボジア最大の両替業者ですが、マイクロファイナンスにも参入しました。送金代理店もLy Hourブランドで始め、日々増加中)
4,100万ドル

 

10. Woori finance(韓国系Wooriグループ子会社。ローカルのMalis Financeを2014年4.9百万ドルで買収)
2,300万ドル

 

数値はカンボジア中央銀行の2016年年次レポートのものです。
2017年度分は来年5月頃に出るので、またその際更新します!

投資に関するコンテンツやその他お役立ち情報などを配信します。

ニュースを見る