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カンボジア国内の現地通貨による融資実行の課題

おはようございます!

こちらも今月前半のニュースになります。同じくプノンペンポスト紙より。

―ここから
商業銀行およびマイクロファイナンス機関は2019年までに融資残高のうち10%を現地通貨であるリエル建てにしなければならないという通達が中央銀行より昨年末発令されました。

 

現在大口の投資家からの預金や借入がドル建てなので、今後大きな課題になると報じています。

 

一方で中央銀行の事務局長のチアセレイ女史(プレスにとてもよく出てきます。)は、本省令は延期されるべきでないと述べている一方で、この短期間では非常に難しいと銀行側から声が上がっています。

 

実際に機関によっては調達・融資の99%がドル建てで、そもそも現地通貨リエルをほとんど使っていないというのもあります。

 

2019年までに業界全体の残高が250億ドル(ちなみに2016年は約170億ドル)になったとすると、25億ドルがリエル建てのローンになります。その分の調達を現地通貨でてきるのかという疑問も出ています。
――ここまで

 

一外国人投資家としても、現地通貨建ての投資になるというのはカンボジア投資の魅力が欠ける要因になると思っています。

 

とはいえ中央銀行もドルが刷れないので、脱ドル化は長期的な目線では不可欠なのかもしれません。
今後の動きに注目です。

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