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ソーラーパネルのマイクロファイナンス Pay As You Go Solarとは

おはようございます!

 

3月23日にオープンしたネクストシフトファンドですが、日々多くのお客様に口座を開設して頂いております。

第2号ファンドのカンボジアマイクロファイナンスファンド2号の募集は間もなく開始となります!

これから口座開設という方は、こちらよりお願い致します。

 

 

さてマニラ最終日は貧困地域の電化に貢献している団体の活動を視察して来ました。

フランス系NGOのATE Coは、ペイジー(PAYG、Pay as you go solar)と呼ばれるソーラーパネルのマイクロファイナンス事業をしています。

具体的には個人向けのソーラーキットをレンタルし、支払が完了したところで利用者は所有することができるスキームで、貧困層の支援をしています。

 

フィリピンでは電化が進んでいますが、正式な住所を持たない貧困層の地域には電線が引けないことが問題視されていました。結果貧困層は盗電したり、無理やり電線を引っ張り漏電を起こすケースが起きていました。

 

そこで貧困層でも電気にアクセスができるようにと、フィリピンを含め途上国でペイジーの事業が普及しました。

 

その事業を行う団体の一つのATEはフィリピン以外にも西アフリカや他の東南アジアでも展開しています。

フィリピンには2年前から事業を開始し、現在は350世帯にソーラーキットをリースしています。

 

活動に同行することができました。

 

 

マニラの港付近の低所得者が集まる地域です。

 

 

このソーラーキットをリースします。外にパネルがあり、黄色の機器では携帯電話の充電にも対応しています。

単価は4,000ペソ(約8000円)ですが、支払期間によって合計の支払額が変わります。

毎日20ペソ(約40円)を1年半払うプランが最も人気で、他にも50ペソを半年間、100ペソを2ヶ月半など顧客に合わせたスケジュールとなっています。

 

 

回収は2日毎に実施し、スタッフが地域を回って集金します。人件費がとてもかかりますが、活動を認識してもらうことや、コミュニティの状況を深く理解するために重要とのことでした。

 

回収時はスマホアプリを使って、各顧客の支払状況を管理します。

 

電話番号とソーラーキットのシリアル番号で顧客を特定し、その日にいくら支払ったかを入力していきます。

 

お客さんの中には、手書きで管理しているしっかり者もいました。

 

 

30日以上の遅延は債務不履行とみなし、ソーラーキットの取り外しをするそうで、月に数件あるそうです。

万が一逃げ出す顧客がいても、近所の住人が教えてくれるそうです。

 

キャッシュレスにすれば回収も楽になりますが、人とのつながりは薄くなるというマイナスな面もあると聞きました。

とはいえ劇的にオペレーションは改善できるので、段階的に導入する予定ということです。

 

元気な子供の笑顔も見ることができました!

 

 

 

 

 

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