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カンボジア中央銀行、ドル買いによりリエルの市場流通を促進

おはようございます!

カンボジアの中央銀行(NBC)はドルを買い入れることにより、9億1500万ドル相当の現地通貨クメールリエルを去年市場に流通させたとNBCレポートで発表がありました。

 

昨年は合計125回のドルの買い入れが行われ、ドルとリエルの交換レートを1ドル=4,050リエル平均に調整しました。
54%は商業銀行から、残りは両替商により市場へ供給させたとのことです。

 

リエルの注入はマーケットの需要を反映しており、経済成長にもつながっているとNBCの会合で担当者が述べていました。
現在ドルが83%を占めていますが、カンボジア大学の講師によると、納税時のリエル建の支払が需要の増加につながっていると述べています。

 

他にも公共料金の支払いや、値札のリエル表示などにより、さらに脱ドル化政策を加速させるとのことです。
カンボジアの外資優遇政策ではドルは重要ですが、国として独立するためには現地通貨建による金融政策がカギとなります。
長期的な脱ドル化の動きに今後も注目です。

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