配車アプリGrabがカンボジアに進出
おはようございます!
カンボジアでは現在配車アプリ戦線が本格化しています。
去年頭から少しずつ出始め、今日現在では知っている限りでも、
Uber
Itsumo
Exnet Taxi
CamGo
PassApp
Choice
Ugo711
7社、そして今月新たにGrabが参戦しました。
UberとGrabを除き、カンボジア発のアプリです。
しかし上記の中でアプリ名は違っても完全コピーと思われるものも中にはあります・・笑
これまでカンボジアではタクシーの台数が少ないので、通りに止まっているトゥクトゥクと呼ばれるバイクに荷台をつけた乗り物が一般的で、
・ドライバーは地図を読めない、目的地がわからない(乗客に土地勘がないと迷うこともしばしば・・)
・価格交渉が面倒(ぼったくってきます)
・危険(ひったくりや交通事故)
など、観光客のみならず、在住者も不便に感じることがありました。
しかし配車アプリのおかげで
・目的地まで到着できる(とはいえ、アプリの地図上にある配車位置がわからず、電話してくるドライバーは多いです)
・明朗会計(メーターで安心。そしてこれまでのトゥクトゥクよりも大幅に安い!)
・多少安全
になりました。
今回のGrabはシンガポール発の配車アプリで、東南アジアではUberの大きなライバルです。
創業者の一人であるHooi Ling Tan氏は、Grab進出を通して、金融包摂、渋滞緩和や交通安全の向上を図るとプノンペンポスト紙が報じています。
金融包摂(Financial Inclusion)においては、ドライバーに銀行口座をもってもらい、オンラインバンキングを促進したいという意図だそうです。
またGrabの事故率は、平均より5倍低い、また乗車時毎回保険が付いていると述べています。
さらに地図の精度をより良くすることも計画しており、同国の交通事情の発展にも関心があるとのことです。
プノンペン市内のみですでに500のドライバーと契約をしています。
カンボジアの発展が進むことはもちろん、周辺国の大きなプレーヤーが同国を東南アジアのマーケットとして認識し始めたことが個人的には嬉しく思います!
これによりさらなる競争が生まれ、もの・サービスの質が上がっていくことを願います。