カンボジアマイクロファイナンス業界 上限金利設定後の影響
おはようございます!
今年前半にカンボジアのMFI業界では年利18%という上限貸付金利が設定されました。
これまでは20−30%だったので、大打撃です。
これにより3,000米ドル以下のローンを実行するMFIはとても困難な状況になると報道されていましたが、実際どうなったのでしょうか?
プノンペンポストでその後の変化について触れていました。
・カンボジアマイクロファイナンス協会(Cambodia Microfinance Association)によると、借り手の数は2016年同時期の194万人から184万人に減少。
・一方で不良債権率(PAR)は昨年9月の1.38%から1.90%に上昇。MFIの融資基準が一層高まり、借りれない人が増加する可能性がある。
・一件の貸付サイズは大きくなり、1,460ドルから2,160ドルとなった。
・業界全体の貸付残高は増加し、28.5億ドルから 39.9億ドルとなった。
・IMFによると、上限金利は借り手の金融アクセスを減らすことになり、違法な金貸し業者に頼ってしまうことになりかねないと述べている。固定費と調達コストを減らす改革と、金融教育、また顧客保護が必要とレポートで発表している。
ーーここまで
上限設定が施行してまだ1年経っていませんが、マイナスの影響が出ているとわかりました。